糖質制限すると頭が働かなくなるって本当?
こんにちは。桜 咲月です。
本日は糖質制限ダイエットがもたらす体への影響についてのお話しをします。
私が「これから糖質制限ダイエットをする」と周囲に宣言したところ、一番多い反応が「糖質を取らなかったら頭が働かなくなるのでは?」という指摘でした。
確かに、脳のエネルギー源は糖質だったような…。
では、一般的に心配される症状として「糖質制限すると頭が働かなくなる」の真相を暴きます。
糖質制限すると頭が働かなくなる?
仕事も終盤の一日疲労が押し寄せた頃に「もうひと頑張り」と甘いチョコレートを頬張る…夕方のオフィスでよく見かける光景ですね。
疲れると甘い物を欲する人は少なくないでしょう。
糖分を摂ってフル活動した脳みそにエネルギーチャージしている方はたくさんいらっしゃいます。もちろん私も心当たりがあります。
少量のチョコレートでも、頬張った瞬間に幸福感に包まれてみるみるエネルギーが湧いてくるような気がするんですよね。分かります。
働いている方は頭が働かなくなって仕事でミスをしてしまった、なんて取り返しがつきませんね。
子育て中のママだって子供の病気や怪我など重大な判断を強いられる場面があるでしょう。
学生さんはテストや受験勉強で頭の中がいっぱいだと思います。
さて、みなさんそれぞれのお立場はあるでしょうが、頭が働かなくなるのは困る…と言う方は多いのではないでしょうか。
実は、疲れた時に甘い物を欲するのは、脳からの間違ったシグナルなのです。
どの様にしてそんな間違いが起こってしまったのかをご説明します。
時代は遡り、昔々その昔、人達は疲れてエネルギーを欲する時には熟したフルーツを食べていました。
その時代は甘い物を食べると「ビタミンC」が摂取できたのです。
私たち現代人は経験則から、甘い物を欲していると「糖」を摂取しようとしますが、身体が本当に欲しているのは「糖」ではなく「ビタミンC」なのです。
昔から変わらない脳からのシグナルと、現代人の経験則からくる思い込みが混ざり合い、「疲れたら甘い物」なんて間違ったシグナルとして認識するようになってしまっていたのですね。
そして、糖質の摂取が制限された場合は身体のある働きによって、脳のエネルギー源を生み出す事が出来ます。それを糖新生と言います。
糖新生を簡単に説明すると、エネルギー源である糖質の摂取が減ると、脂肪を燃やしてエネルギーに変えます。その仕組みのことです。
この仕組みのおかげで糖質制限をしても頭が働かなくなることはありません。
たまに他ブログで「糖質制限中に頭がボーっとする」という記述を見かけますが、この現象はエネルギー不足からくるようです。
糖質制限に精通しているの江部先生のブログにも記載がありましたのでご参考まで。
江部先生のブログ内容を簡単にまとめると、糖質制限中に体調が優れないと訴える方が数%いらっしゃった。
管理栄養士が食事を詳細に検討した結果、ほぼ全員が摂取エネルギー不足だった。
摂取エネルギーを増やした結果皆さんの体調不良はたちまち改善した。との事です。
結果的に糖質制限をしても頭が働かなくなることはないという事がわかりました。
間違った思い込みで糖質制限ダイエットを諦めてしまうのはもったいないです。
懸念していることはきちんと調べてクリアして糖質制限ダイエットに臨みましょう。